2026-05-03 07:55
プロレスとわたし

プロレスとの出会い、それは突然のことでした
地元の商業施設に大阪プロレスが来るというポスターを見かけて、もともと格闘技を観るのが好きだったこともあり興味本位で観に行ってみることにしました
あの場所にプロレスリングなんて大きいもの設置できる場所あったかな〜と思いながら現地へ向かう私の目に飛び込んできたのは、野外にポツンと畳3畳分くらいの白いマットが敷かれただけのリングと呼ぶにはあまりにも簡素なものでした。
それを目にし正直「あ、なんだプロレスといっても、ゆる〜い感じのプロレスなのかも」と思いました。
あまり期待しないままに、その日は1月ということもあり寒さの中震えながら待っていると周りも人がどんどんと集まってきました。
そしていよいよ試合開始の時間、大きくゴングが教会の鐘のように「ゴーン、ゴーン」と2回間延びするような音で鳴らされ、野外にあしたのジョーの音楽が流れてきました。
えっ?!プロレスなのにボクシングの歌?!と戸惑っていると、ちょんまげ頭のマスクを被って両手に真っ赤なボクシンググローブをつけた選手が出てきました。
あまりの情報量の多さに戸惑っていると、今度は軽快な関西人にはお馴染みの「商材繁盛で笹もってこい♪」の曲がながれ、恵比寿マスクで笹とお賽銭箱を持った選手が現れました。
そして周りのお客さんがお賽銭箱にお金を入れると笹で頭を撫でていきます。
登場からもう一瞬でその非日常的な空間に私は一気に惹きこまれました。
そして試合が開始、小さな子供もいる中試合はやはり想像した通りゆる〜い感じで始まり、子供や大人の笑い声があがる吉本新喜劇のような感じでした。
これはこれで楽しいなって思いながら手を叩いて笑っていたら、次の試合へ
次はヒーローショーのような音楽が流れ、フードを目深に被った選手が2人、そして相手も2人出てきました
2対2でこのせまいマットで戦うの?と思っていたら、選手1人ずつでタッチして交代するタッグマッチでした。
先ほどのちょんまげと恵比寿より若いガタイのいい選手が出てきたので、次の試合は見応えがありそうとワクワクしました。
ゴングが鳴り、お互い大きく声を上げながらガッシリと組み合い緊迫感がある中で突如、寒空の空気が澄んだ中パーーーンッと破裂音のような音がしたかと思うと、1人の蹴りが相手の胸に当たった音でした。
冷え切った空気の中、素肌に直接当たるすさまじい蹴りに思わず「痛っっ!!」と見てる私が叫んでしまいました。
みるみると赤くなる肌に生のプロレスというものをいま目の前で見てるんだと興奮している自分がいました。
そしてタッチしてお互いの選手が交代するやいなや、マットから飛び出し客席の方へ
リングアナが「お下がりください!」と叫びスタッフや試合に出てない選手たちにガードされながら後ろへ下がり、さっきよりも目の前で繰り広げられる戦いは迫力がすさまじくもはや釘付けでした。
試合も10分が経過したころ、1人の選手が相手の首に足をかけて回るように投げる「フランケンシュタイナー」でした。
まさかのこんな小さなマットであんな大技が観れると思わなかったので「うおおぉーーー!!」と歓声をあげました。
その後もリングがないから登るコーナーもないので、リングに飛ぶような技はないかと思いきや商業施設の腰くらいの高さのフェンスに選手が上がり、まさかとドキドキしながら見守っていると華麗に宙を舞い一回転しながら倒れてる相手選手の上にダイブ!!
もうそこからは放心状態で心臓はバクバクしていました。
そしてその後の選手たちのグッズ販売の中、次に行われる試合のチラシだけ貰って帰路につくなか先ほどの試合の余韻で寒さも忘れるくらい心がホクホクしながら「次は本物のリングで試合を見よう」と強く心に決めました。











