メンエス業界のデジタル化は、過去2〜3年で劇的に進展した。予約システム、SNS連携、顧客管理アプリ——本稿では、テクノロジー活用の最前線を、実在店舗の事例と共に編集部が紐解く。
LINE予約の標準化
LINE経由の予約は、業界全体でほぼ標準化された。Kimika Relaxation SalonやBest score、Tolerance〜トレランス〜など中〜上位店では、LINEでの予約から決済までの全工程が完結する。電話予約のみの店は、若年層からは敬遠される傾向すらある。
専用アプリの登場
大型店や複数店舗運営のブランドでは、専用予約アプリを開発する例も。MACHERIE(マシェリ)やSmoothie(スムージー)のような店では、こうしたアプリで複数店舗の予約や履歴管理を一元化している。利便性は格段に向上する。
Web予約システムの普及
Webサイトに統合された予約システムも標準化が進む。シークレットルームヒマワリや日本橋ミルクティー、TAMANEGIのような上位店では、空き枠の即時表示、セラピスト指名、コース選択、決済——いずれもWeb上で完結する。客は24時間いつでも予約ができる。
SNS情報の活用
X(旧Twitter)とInstagramは、客の情報収集の主要な手段となっている。NEWKAWAII SPAやG.O.A.T(ゴート)のような店では、出勤情報、新人紹介、店内動画——いずれも積極的に発信している。これにより、客は当日のセラピスト在籍状況をリアルタイムで把握できる。
顧客管理システム(CRM)
上位店では、顧客管理システムの導入も進む。来店履歴、好み、アレルギー、誕生日——いずれもデータで管理することで、リピート時のサービス品質が向上する。FIRST CLASS(ファーストクラス)やKARIA.I(カリアドットアイ)のような店では、こうしたCRM活用が顕著である。
オンライン決済の浸透
予約から決済までオンラインで完結する流れも進む。事前にカード決済を済ませておけば、当日の手続きが短縮される。Pinky ring 日本橋店やワルプルギス・ナハトのような店では、こうしたオンライン決済の比率が増えている。
チャットボットの活用
問い合わせ対応にチャットボットを導入する店も。基本的な質問への即時返答が可能となり、人的対応リソースを節約できる。TAMANEGIやFIRST CLASS(ファーストクラス)のような大型店では、こうした取り組みが見られる。
デジタル化のリスクと配慮
デジタル化には、プライバシー漏洩、システム障害、データ管理のリスクも伴う。Best scoreやKimika Relaxation Salonのような店では、セキュリティ投資と運用ガイドラインの整備にも力を入れている。
編集部からの観察
メンエス業界のデジタル化は、まだ進展途上である。先進店と従来店の差は今後さらに広がるだろう。利用者の側も、デジタル対応の進んだ店を選ぶことで、利便性と体験品質の両方を享受できる。あなたの利用が、テクノロジーの進化と共に滑らかになりますように。